りんごの、おみせ

雨が止んだ隙に、自転車をかっ飛ばす。返却期限ぎりぎりの本を見つけたもんで、とりあえず図書館。風が強いと、ヨタヨタなんですけどね、、求む、アシスト。びょおおおん、、ってうなりとともに、とんでもない風に、なぎ倒されそうになって、踏ん張る。巨神兵が、風玉を吐きだした、、ってな風。ヨタヨタに拍車がかかると、よぼよぼ。なんとか倒れずに済んだだけぶんの、若さと筋力、、限りある資源は大切にしたい。

だけれども、このとき。限りある資源から落っこちたのが、スマホ。20分後くらいに気が付いて、引き返して見つけた、のは、奇跡。神さま、ありがとう、、泥水の中でねてても、あいほん。。真っ暗やな、あいほん。。

とにもかくにもで飛び込んだりんごのお店は、すごかった。ともかく、これしか外部との連絡手段を持たない、しかも、何処にも誰の連絡先もバックアップしていない、これ死んじゃったら社会的に行方不明になれるんです、、てな状況にもかかわらず。IDってなに、パスワードなんか、あったっけな、お客さまは。すぐに使えるようにしてほしい、でもお金はできるだけ使いたくない、なんてわがまま極まりない(自覚はあった、がしかし、妥協もできなかった、、)ことを要求。これを呑むべく、アナコンダもびっくり、な胃袋拡張ワザで、りんごさん、ふんばる。最終的にスタッフ3人がかりで(対応スタッフの能力不足では決してなく、わたしの要求過多のせいで人が増えていったんです。。)、すべての願いをほぼ叶えてくれた。。ありがとう、りんごさま。。。

あいほんが光をとりもどすまでの5時間強。話ができる(つながれる)のは、出逢ったばかりのりんごの人だけ、、てのは。かなりメンタルをけずられることだと、知った。今何かあっても、だれもわたしにたどり着けんしね、わたしも誰にもすがりつけん、というのは。見知った場所でも、何処かに不安がひそんでる。

りんごの店に入ったのは、実のところはじめてで。たまたまのあいほんユーザーです、、ってな認識でしたけれども。待ち時間は手持無沙汰も、りんごのスタッフさんたちは、きっとみんなんごが好きなんだろうな、、てな働きぶりで、デトックスしてくれるりんごさま、ってな方向に修正されてた。

ジーンズのポケットにあいほんをいれちゃダメな、お歳(踏ん張り効かないうえに、感覚が鈍ってる、、てことよね、つらい。。)であることを自覚して。IDパスワード管理をしっかりせんと、いけんね、、ってか。予備のあいほん、いるかも、なんてぼんやり検討中。それにしても、この間まで(とはいっても10年単位)。携帯とか外出先までしばられんの、やだ。とかいって。周りから家電だけだと連絡めんどう、ラインぐらいいれてよ、、とか言われてたのに。。

思えば遠くへ来たもんだ。。