ほわんの名作

今週のお題「名作」

 

かっくう、さん。

北海道函館市出身、国宝の中空土偶で、出身地の旧南茅部町の茅の字と中空土偶の空の字を合わせて、茅空(かっくう)という愛称を持つくらい愛される、土偶さんです。

ほへ?と傾けた首にあざとさすらかんじさせるにもかかわらず、張った肩幅からの逆三角形の体型は、一流の水泳選手を想わせるナイスバディ。かくありたい、、とおもわせる、名作、です。

誰が、何のために、何を模して、、なんてことは、もちろんわからんことです。なんてったって何千年かも前のこと。手掛かりはその身と眠っていた場所のみ。でもね、そんなことは、おいといて。

衣食住を整えること、が人生のほとんどの命題となってたんじゃないかなぁよ思えるような、時代に。こんなに手が込んだ、それでいて気の抜けた(うわ、あくまで私見です)ものを。生きるか死ぬかの時間割いても作っちゃう、、ってとこが、まず惚れる。とんでもなくまっとうに取り組んで、真剣に作り上げたであろう結果、の、この、ホワンとした、おかお。。

中空、というくらいなので、中身は空洞なのだけれども。この中には縄文時代の余裕、という名の空気が、つまっているに違いない。

 

※茅空さんについては、下記のHPを参考にしました。リンクを貼っておくので、気になる方は、こちらへ。

北の縄文道民会議 Hokkaido Jomon Culture Promotion Council (jomon-do.org)

 

茅空さんでは、ない。
にらみをきかせている遮光器土偶とその仲間たち