あおもり その2

三内丸山遺跡

遺跡の名前を覚えるほどの余裕がなくても、聞いたことありました。三内丸山遺跡

縄文でしたか、、と、ほんと名前だけ。

わりに街から近かった、三内丸山遺跡センター。ここに出土品を運んだのね、、なんてことはなく、ここが三内丸山遺跡だった。。。

広い。ひろい。暑い。あつい。

縄文時代の集落跡らしいけれど、ともかく広い。だだっぴろーいい、ピクニック広場に、点々とかやぶき竪穴式住居。という趣。暑い、がもう少し控えめであれば、走り出したくなるような風景。

ここあおもりだよね、東北だよね、だまされてるの、実は転移陣とかあって、どっかに飛ばされてない、わたしたち。だまされてるよね、ぜったい。。

などとぶちぶちぶちぶち言いながら、集落へ踏み込む。竪穴式だけではなく、高床式もあるし、竪穴式にしてもバレーコートがすっぽり入るくらいの広さがあるものもある。でっかい柱6本で構成された建造物も。

集落をぐるっと一周、ほとんど平坦で歩きやすい。集落の周りはぐるっと森のようになっていて、木陰で一息つきながら、案外と高度な建築技術、土木技術に妄想をはかどらせる。

そう、妄想。ここでは妄想し放題のうえに垂れ流し放題。だって、誰も否定できない。建築跡や埋葬様式、出土品などなどで、「かもしれない」を積み重ね「だったにちがいない」を創作していく史実。縄文くらいまでさかのぼっちゃえば、「だったにちがいない」までの道のりですら、果てしなく遠いわけで。

つまり。わたしの「かもしれない」を否定できる奴は、どこにもいない。。

発掘調査の現場までまわると、暑さで煮えてすでに空焚きとなった頭。火を噴く前に遺跡センターにもどって、ひとやすみ。

センターにあるさんまるミュージアムでは、たくさんの出土品とそこから生まれた妄想が形になっている。だれかとだれか、、の頭の中を覗きこんでいるような展示は、とってもわかりやすい。モノに何らかの意味を持たせるというのは、時代がさかのぼるほどに、むずかしくて自由だ。そこにあるモノが、約5,000年の時を超えて、さて、どうしたい、のやらはさておいて。

がっつりと取っ組むと、丸1日は十分にかかります。三内丸山遺跡センター。すぐそばにあおもり犬がいるのに、会いに行く余裕は全くなかった。。。

わたし、おばけちゃん。
などでは、もちろんないけれど。小さい土偶さんたちの中にいました。
板状土偶の一部かな。

さんまるミュージアムで、板状土偶(小)の作成体験。外枠だけ型抜き。あとは好きに作って、といわれるけれど。あんまり自由にしていると、先生は寄ってこなくなります。
でも、たのしい。全部で30分くらい。

 

 

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