ドラマと妄想

学校とか会社とか。集まっているような場所を歩くのは、きらい。

その辺を歩いている人たちは、そのどこかに吸い込まれていく。吸い込まれるべき場所を持たない私は、そこらじゅうにから責められる。

コチラガワニ、こイ

人が学ぶべき時間に、働いているだろう時間に、そのどちらも持ち合わせていないことに、おびえている。だから、キコエル。

ヤクたタズ

ここにいると決めたのは、そこから離れるときめたのは、私。

イキテイルかチガナイ

何か、をするために生きない。何かのために、ここにいるわけじゃない。

ひトリボッチ ナニモでキナイ

これまでつないできた糸からすべて、手を放す。

きずなを結ぶ。つながりを紡ぐ。そんなことには、がんばらない。

生きている間だけ、ただただ生きる。

 

ーそのまんまでいて、いいんじゃない。

早朝のホームで、うずくまって、立ち上がって、かばんの中身をばらまいて。手を貸した人に「ありがとう」をささやいた、

あなたのおはなし。