何もかもが、きっぱりと陰をつくる。
コントラスト調整をかけすぎてますね、くっきりはっきり。あの景色の中にぼんやりな私は、参加できません。ごめんなさい。
と、こっちがわで休日を満喫しているというのに。窓の外に、蜂。
はち。
ゆーっくりとおりていく、蜂。
はち。
あしながっぽいけど、蜂。
降りていった、よね。と、たっぷり５０くらい数えて、そーっと窓をあけて。
ありゃ、こんなところに。すき間があったっけ。
と、
蜂の巣、はちのす、ハチノス。。。。
窓を、さっとそっと閉めて。
いや、まぼろし、か、な。何もなかった、か、な。
窓開けてない、私動いていない、だから、何も見つけていない、、言い聞かせるのは、全力。
暑さのせいかな、、これが白昼夢ってやつかも。人工の涼風が、熱にやられた妄想もぜんぶ何とかしてくれるはず。エアコン２８℃だからかな、２６℃くらいまで下げとくかな、うん、大丈夫、だいじょうぶ。蜂なんて、こんなところにいるわけないし。あれは、ひょっとしたら。虎等のＧの巣、だったかもしれん。って、それもいやだな、そっちのほうが、いやかもな。。。
しばしの、暫しの、しばらくの、現実逃避、、からの。
重いおもい、ゴリラテープにくっついちゃったくらい、床からはがれない尻をもちあげて、１年分の気力体力も振り絞って。
もう一度。
こっそりと、さらにしのびやかに。窓を開けて、見る。
どうすんだ、これ。
