どんぶらこっこで、まだまだわかい?

夏、なつ、ナツ。日差しが、大気が、主張する、夏。

前の季節の水分をたっぷりと含んだ、みどりや空が。おろしたての絵の具のようなそれぞれの彩を滴らせる、夏。

とくれば、くだもの、です。

第1弾は、もも。

JAの直売所にて、ごろごろころがるスイカを横目に見つつの、もも。

小ぶりではあるものの、12個入りひと箱1,500円。ももだけを食べ続ける覚悟はできている、もも。

初物ですよ、はつもの。どっか向いて笑いながらたべるんだっけ、、なんて。わっはっはとはいかなくても、にこにこにまにまはしてしまう。皮をむくのすら、いとおしい。一口目は運試し。今年のももは、いざ、如何に。

…とおい。

ももの風味が、遠くの山の彼方にかすむ。あまい、かもしれない、、ほのかには。。

わかすぎるのか、はやすぎたのか。

…まあ、これはこれとして。

   山のあなたの空遠く

   「幸(さいわひ)」すむと人のいふ。

カールさんの、上田さんのエールを受けて。

転んでもただでは起きぬ、くいしんぼ~ん。

さらっとすべる生酒がある。白のワインも冷えている。くし形に切ったももをおとして、さあ如何に。

とにもかくにも、今日の夜。

「幸(さいわひ)」もとめて、どんぶらこ。

これからめざすはももたろう?