あっぱれはればれ

ひさびさにテレビをつけると。松健さまが歌って踊ってサンバっていらっしゃる、と。腰元ダンサーズのみなさまもごいっしょに、と。

たのしい。

将軍さまとして、暴れん坊だった時代も知っておりますから。しわの増えた目元も、張り付いた笑顔も。

すき。

いろいろなものをふりきって、やりきる大人はかっこいい。きんきらきんでも、息が切れても、足元があやしくなってきても、かっこいい。

やっぱり、すごい人や。。。

と、目を離したすきに始まっていたのが、パンダピラニア。

させられている感がはんぱない衣装の、松健さま。

なんのことやらさっぱりわからんけれども、そして案外とやりにくそうなメロディラインですけれども、さすがの健さま。少しの迷いはご愛敬、目が座っていても、笑顔はかぶってます。きっちりと、きっぱりと、やりきる姿は、健さまです。たぶん、ご本人も何言ってんのか、わかってないんじゃなろうか、、といいたくなるような、支離滅裂な歌詞。とはいえ、プロのエンターテイナーですから。そこを、芸の領域にもっていくのが、健さまですから。

プロって、なんちゃってなプロの遊びを、芸にまで高めてしまうことができる人のことをいうのかもしれない。

男だろうが女だろうが、人だろうが人外だろうが、プロはプロで、プロなんだなあ、、と、しみじみ。テレビつけてよかった。なんだか何かが洗われて、すっきりはればれな夜でした。