宮﨑駿作品「君たちはどう生きるか」
金曜日の21時からの上映回、見に行くかなと決断したのが19時。ぎりぎりだったけど席も取れたし、やっぱり見とこ、と映画館へ。必然、この時間だと大人だけ。なので、しっとりと落ち着いた興奮といっしょに、映画館の席につく。
そして、結果。
おもしろかったよ?
なんで、?とお思いでしょうが、先に少しレビューを見ていったもんで。もっと難解な作品で、結局なんだったんだ、私は何をみせられてしまったんだ、ってあたりにハードルを設定していたものだから。
3日間ぐらい、悩む準備はできている。。と万全の体制を整えて、映画予約したんだけれども、さ。
そりゃ、もちろん。君たちはどう生きるか、、って言われてしまっているわけだから。ぐるぐるとまわし車をまわし続けるハムスターとして、ヒマワリの種抱えてやってもいいわけだけれども。
そんなことはさておいて。
いや、素直におもしろいやん?と、逆張りにちょっとびっくり。
そもそも。映画館でだからこその、作品に飛び込める感。それが、宮﨑駿作品で、とくると私にとっては。とてもとてもぜいたくな、らぐじゅありーな時間なわけでして。
それにこの作品。
ハウルとかもののけ姫とか千と千尋とかラピュタとか、あ、トトロもかな。って感じで、これまでの宮﨑作品がそこここにかくれんぼしているような一面もあるもんだからの、さらなるぜいたく。
ハムになるよりも、ひたひたとメープルシロップに溺れるパンケーキ。ぐるぐるよりも、ふわふわり。
うん、おもしろかったよ。
もっとも。1週間くらいしたら。
標準装備の分厚い脂肪をのりこえたボディーブローがきいてくる予感も、ある。
その時は、いさぎよく。
ぐるぐる回るハムになるかな。