置いてけぼりのもったいないお化け

新潟県を、知っていますか。

コシヒカリ、スキー場、酒。あと漁港があるよね、、くらいの認識でした。。。

そして。行って帰っての、今。

もったいないお化けにとりつかれています。

ごはんはいうまでもなく。酒はもちろん、魚は当然として。水もうまい。野菜もうまい。肉もうまい。

さらに、スキー場に雪がなくても。

信濃川のつくりだすゆったりとしていながら厳然とした景勝。懐にふくふくと様々なお宝を隠し持つ山なみ。その山なみに押しつぶされそうにすがりつくように、それでいて悠々と。点在する家々。整然と青々とみのりをかくす水田の広がり。

さらにさらに。

そこここにある、温泉郷。しっとりとつやつやになるのは、お米だけではないのだ。お湯につかれば、人肌だってコシヒカリ。湧き水も豊かさをささえている。のどごしはついっと、日本に生まれた日本のお水。身体にすわすわとしみわたる。大地にもさわさわとしみわたり、すべてをはぐくむ礎に。

さらにさらにさらに。

どうにもこうにも、ここ、が好きで。旅の人に伝えたくてうずうずしながらももじもじしてしまう、新潟県人。話しかけると、控えめにひかえめに、でも熱くあつく、あふれ出す郷土愛そのままに、全力でおもてなしをしてしまう、新潟県人。

ほんの数日、成り行き上仕方なく、新潟の一部を旅しただけ、なのに。これだけの隠し玉をもってるんなんて。そりゃ、縄文の人も住み着くよ。

なんかね、、、

もったいないのよ、新潟県。なんでこんなに知られてないの。。。

あなたの日本一は、コシヒカリだけでは、ない(きっぱり)。

米は日本人のこころだからね、そこでてっぺんとっちゃったら。もうほかのことは、遠慮してしまうのかもしれないけれども。

もっと準備していけばよかった、、、主に日程。見ておきたい、食べておきたい、買っておきたい、を山ほど。置いてきました、新潟に。

奥ゆかしすぎませんか、新潟の観光担当の方々よ。全国に、全世界に。

もっと、もっと、もおっと。新潟。

置いてけぼりにはまりこんだら。もったいないお化けも住み着くよ、たぶん。