目からとうもろこし

とうもろこし。

ゆでるか、むすか、チンするか。バーベキューでは焼きますね。天ぷらにしてもいいし、コーンスープも、ありありです。

で、とうもろこし、丸ごと一本。生で食べました。

生です。

皮むいて、ひげとって。食べるまでの手順はこれだけ。あとは食いっといっちゃってくださいの、生です。

そもそもの出会いは、朝10時。道端のテントというか日よけの下、そこそこにお歳を重ねたご夫婦らしき方々。段ボールにとうもろこし1本150円、スーパーによくある買い物かごにふわふわひげをたなびかせたとうもろこしと品定め中のおじさま。これから出かける身としては、さすがに買っては帰れないな…と、通り過ぎかけたときに。「生でも食べれる」とのパワーワード

なんですと。。

通り過ぎる足を90度回転。

「さっきとってきたばかりだから、今ならそのまんまでもたべれるよ。」

とのおばあさまとうんうんとうなずくおじいさま。その言葉でさらに90度回転し、おじさまにならって1本購入。横にあるテーブルをお借りして、さっそくに皮をむき、ひげをとり。

しゃわり、しゅわり、しょわり。

りんご、いや、もも、、だってこんなに甘くない。果汁ではなくてとうもろこし汁がひとつぶひとつぶからけなげに飛び出してきて、口の中は大饗宴。

いや、これ、本当にとうもろこし、、、うん、やっぱりとうもろこし。。

確認作業が終わると。息が止まる勢いでかぶりつく、けずりとる、かみくだく

がぶがぶじゅわじゅわ、やっぱり、あまい、、あまい、、あまい、、あまい、、

という間に、芯にだけになってしまったのですが。

もし、あなたのそばにとうもろこし畑があって。朝とれたなら。ゆでるより、むすより、チンするより。そのまま食べてみてほしい。採れたてぴちぴちのとうもろこし。

目からウロコではなくて、とうもろこし汁があふれだすから。