出雲のごみ箱

そうだ、出雲大社、行こう。

岡山と広島の間辺りで、一日まるっと空くことになったので。10月ではないけれども、やっぱり一度は行ってみたい出雲大社。ちょうど中国地方にいるわけで。日本縦断、ではあるけれども、まあ距離的には近いやろ。と思ったけれども、調べてみると、結構にめんどうくさい。電車でいくぞ、となると。JRは山陰地方が嫌いやろ、と思ってしまうほどに、電車がない。ネットでちらっと調べただけなので、えん罪かもしれんけどな。それにしても、出雲大社なんていうビッグネームを抱えているのに、なんでこんなに便がわるいんだろう。島根、鳥取辺りの人たちは、我慢強くて穏やかな気質に違いない。

たどり着いた出雲大社は、もちろん、素晴らしかった。行ってよかった、帰りたくない、また来たい、ってな場所だった。日本人DNAが、うぞうぞするような、そんな神域。

それはそれでさておいて。これ。

分かりにくいのだけれども(写真ヘタだった…)。その他のごみ、の蓋には、テプラが貼ってあった。「必ずしめて下さい。猫が入ります」と。

猫、ねこ、ね子。

その他のごみ、ってところが、また微妙。狙いが正しすぎて、出雲のねこ、かしこい。ゴミを荒らされるとたいへんだもんな、とか納得しかけたけど。いや、ちがう。これはちがうやつ。ゴミ箱ン中に入っちゃって出られなくなっちゃった子がいたのかもしれん。で、みゃーみゃーなってて。こりゃ大変、てなことになって。とりあえず、テプラで注意喚起、ってな流れにちがいない。だってここ、出雲だもん。

何の根拠もないけれど。唐突にそんなことを、確信、してしまう。出雲ってのは、そんなふうな、いいところ。