電車の中のありす

ちょっと寒い日に電車に乗ると、どうにもうとうと寝てしまう。ほかほか座席に、とっとんとっとん、あやされてしまうと、抗えない。。今日の乗車時間は30分弱。乗り過ごしてしまうリスクもあるから、気を付けないと、、と思ってたのに。。ほわっと目が覚め…

むかしのはなし(2:登校とか)

山の中の小さな集落で。学校までは徒歩1時間強。幼稚園まではさらに20分歩く。幼稚園は1年間だけ。つまり、5歳児さんが1時間半以上歩いて毎日幼稚園まで通うのだ。小学校までは、小学生と一緒の登校班で。そこからは5歳児だけで幼稚園まで。民家はほとんどな…

いちごになんか、負けない

今週のお題「小さい春みつけた」 小さい春、というよりは、鉄板の春。いちご。 いちごがひとパック300円くらいになって。カフェでは、どーんどーん、いちごフェア。とくにいちごに思い入れはない私にも、世間様の春圧しの重みが、どーんどーん。春になる…

冬眠希望

寒いんですけどね、寒いんです。。って、はんてん着てからの毛布をかぶって過ごす、3月弥生。部屋から、もっと言うとソファから、うごくのがつらい。。たぶんきっとの爬虫類だよ、変温動物。もういい、ほ乳類であることは手放すから。部屋(ソファ)から出…

電車のトトロ

電車に揺られて、5日間。なんといっても、パソコンを忘れたのは、痛かった。。たいていの用事はスマホで代用できるけれども。キーボードがないとおそろしく時間がかかるんだ、、世代的に(本とか、個人の問題の気もするぞ)。何とかすべての予定をクリアし…

キミに決めた。

今週のお題「大移動」 大移動、、というほどではないけれども、ここ1年。月2,3回長距離移動(国内に限る)をしている。で、移動のお供、スーツケースのおはなしを。 それほどの荷物があるわけではないけれど、重たくなることもある。となると、定番のスー…

鈍行、ゆらゆら

またまた鈍行で3時間旅。なんだかよくよく乗ってますけど、そして寝ていることも多いのだけれど。ごとごとと揺られる鈍行の車窓の景色は、どういうわけか、なつかしい。ぼんやりごとごと過ぎてく景色と一緒に流れていくのは、ひょっとして、とんでもないほど…

サクラサクのは、秋の空

11月の祝日、流れ流され。なぜかのふたり旅と相成った。20年近く前にそこそこ親しかったような気もする人との、ふたり旅。ブラタモリのせい、、ではなくてお蔭で、尾道の浄土寺をメインにしたお散歩企画。せめてもの抵抗、、ではなくて、都合により現地…

歳を重ねて、アリス

ちょうど電車が来ていて、一番後ろに飛び乗る。東京のながーーい電車の一番後ろ。そんなに混んではいなかった。降りるときにちょうどいいところに移動したいところではあるけれども、相棒はどでかいキャリーケース。急ぐ旅でもあるまいし、、、とそのまんま…

さみしい回遊魚

地方の片側1車線の国道というのは、歩いている人がいない。先日、滞在先でふわっと時間が空いたので、車で10分ほどのところにあるという直売所を目指してお散歩開始。回遊魚のごとく止まると死んじゃう、わけではないが、ぼーーっと過ごしたいときはお散…

シウマイ、しうまい、ちょうどいい

11時過ぎの新幹線に乗りたいな、と思う。席の確保ができるかどうかの博打要素をはらみつつも時間に縛られないというところで自由席一択である。ついでに指定席分でちょっといいお弁当をお供としたい。 新幹線+昼時=駅弁 完ぺきな数式である。これ以上に…

電車は乗り物でしかない人がサンライズにのったら その2

深夜であろうが、駅は明るい。うとうとがくわっと遠ざかる。それを繰り返しつつ午前4時、いまさら窓にシェードがあることに気が付いた。おろしてみると穏やかな闇に包まれる。これならくわっと駅も大丈夫、、だけれども。外の景色が気になって少しシェード…

電車は乗り物でしかない人がサンライズにのったら その1

サンライズという特急電車にせてもらった。乗り鉄さんに移動の話をしたら、ぜひともにこれでいってほしい、時間は合うのか、と散々に確認され。なぜか特急券をいただいた。新幹線か夜行バスか、と考えていたけれど、ありがたくいただいた。その特急券を押さ…

かわいいの正義

世間様のカワイイは、どんどんどんとその幅を広げて、もう生きてても死んでても、そこに存在していなくても、カワイイでなんとかなるんじゃないか、ってとこまで行ってるような昨今。あえて。かわいい(でもひらがな)って言っちゃいましょう。 もみじのたね…

あおもり

車で移動中、ずっと岩木山を目で追っていた。目を離せなくなる山だった。 車の中では、吉幾三。青森に、岩木山に、ぴったりの歌声。ここが、青森だよ、、って教えてくれる。 改めて聞いてみると。「俺ら東京さ行くだ」というのは、ほんとにほんとに、ふるさ…

あおもり その3

そして、白神山地。 山やん、暑いやん、を何度も自分に言い聞かす。わかってていくんだ、文句言うなよ、と。 でも、さすが山。思っていたよりも暑くない。涼しい、とは言いたくないけど。 ヤックルはどこ、いやシシガミさまを探すべきなの、、、ってなところ…

あおもり その2

三内丸山遺跡。 遺跡の名前を覚えるほどの余裕がなくても、聞いたことありました。三内丸山遺跡。 縄文でしたか、、と、ほんと名前だけ。 わりに街から近かった、三内丸山遺跡センター。ここに出土品を運んだのね、、なんてことはなく、ここが三内丸山遺跡だ…

あおもり その1

突然の旅のお話、その1。 思い立ったら糸の切れた凧、思い立つまでは渋谷のハチ公ばりに動かない。となると、ひとりたびメインのタコですが、今回は一人ではなく。 宿はある、とりあえず東京までは自力で。 え、、、そういえば、夏休みの話、したな。。行く…

おひさしぶりで、日常。

かえってきたあああ。おうち、さいこう。。。 何処に出かけても、どんなに楽しくても。荷物を置いて、定位置に座り込んでからの、だいのじ、大事。 おうちは、良い。やっぱり、いい。 荷物を開けると、旅の空気も解き放たれる。ひとつひとつ、連れて行った子…

はじめてのおやすみ

突然はいつも突然にやってくる。 さもさも、良いこと言ってるように書いちゃってますが。何にも入ってません、はい。。 わたわたしてます、、突然が、突然にやってきたから。 明朝からちょこっと移動することに。なんと、、パソコンなしで。つれて行っても使…

古生代へは、水着を持って

たぶん、一瞬で喰われる。だから、古生代には海水浴はしないと決めていた。 古生代。デボン紀とか石炭紀とか、よく知らんけど。 海(水)の中の生き物、異様にでかい。そのうえに、ぬめぬめしてて、ギザギザの歯がぎっしり。そんな生き物が、うじゃうじゃと…

縄文の子

手から生み出されたものが好きなのだと思う。 何の話か、、、土器だ。 何千年か前に誰かがつくったモノのかけらを、現代の人が掘り起こして拾い集めて、なんとか形に戻してみた、あの土器。 土器に触ってみますか。。 この一言で、同行者の存在を忘れた(後…

ひとり旅の理由(将暉さんとみゆきさん)

旅先で。必ず寄りたい場所が、スーパー。大きな街でも小さな町でも、大きな店でも小さな店でも。その土地の、あたりまえ、が、あたりまえ、な顔をして並んでいる。 わたしの中の、あたりまえ、とすりあわせて、まちがいさがし、な、お宝さがし。 みそとか醤…

でっかい、ぞ。

ハチ公。 国立科学博物館に剥製が渋谷駅前は銅像。帰ってこない飼い主を待ち続けた、忠犬。 小さい白い日本犬が駅を見つめて。暑い日も寒い日も。じーっと待ってる。 くうぅん。。。 と、在りし日を脳内勝手に再生。 ハチ公と初めて出会ったのは、渋谷の銅像…

ぞわっと、赤の女王

今週のお題「ゾッとした話」 二度目のご対面を果たしてきました、赤の女王。防寒対策もばっちりです。 前回、早足になったあたりにツルっと潜入。そうそう、このトーテムポール、、ではなくて香炉でしたね、、などと進みつつ。サクッと赤の女王。前回より人…

にいがた にいがた にいがた

「もっと、もっと、もおっと。新潟。」キャンペーン。 …というわけでもないけれども、、 かの地には、田中〇栄という政治家さんの力により、国道も農道も十分に整備されていました。正直、この政治家さん。新潟で実際に家々を見るまでは。政治屋さんではない…

目からとうもろこし

とうもろこし。 ゆでるか、むすか、チンするか。バーベキューでは焼きますね。天ぷらにしてもいいし、コーンスープも、ありありです。 で、とうもろこし、丸ごと一本。生で食べました。 生です。 皮むいて、ひげとって。食べるまでの手順はこれだけ。あとは…

オトナなウソは神をよぶ

そうたいして興味もない場所に、そうたいして親しくもない人に誘われて、行く。 1歩目からかえりたい。のに、4万ポオォォォ(往復)。 たまの休日が重なって。20以上歳が離れた若者に、どっかいっしょにいく?と社交辞令という名のオトナなウソをかます…

ずんずんずんで落っことす

8月。夏休みにも慣れが出て、お盆の気配が漂い始める頃。東京駅は殺気立つ。 新幹線ホームとかね。荷物か子どもの手を引いて、ずんずんずんずん、世の中すべてを押しのけて進む方々。ずんずんするたび、余裕がぽとぽと落ちていく。 荷物も子どもも、連れて…

民俗学的ハムレット

もしも移動が必要で、時間的に可能であれば、鈍行列車に乗ることにしている。 いきなり民俗学的にいうなれば。 特急は、ハレ。鈍行は、ケ。 鈍行列車は、その地域の日常を切り取る。だからつまり。足あとをつけたこともない土地の日常の中をたゆたうことがで…