神社の境内で。

梅雨に入りたて。

雨と晴れと曇りとワンプレートデッシュのランチみたいなところがあるこの季節、光の加減で表情を(ころっころっ)と変えるから、ごくご近所でも歩き回りたくなってしまう。

 

さんぽ、散歩、三歩。

ほろほろ、ふらふら、とことこ、ゆらゆら、とてとて。

 

で、なぜか、ねこ。

社の奥から?一直線に目の前にきて、どてっと座って通せんぼ。からの必死の毛づくろい。どうしてほしいのかさっぱりわからんのですが…。

前を見据える目線は厳しくて。

立ってたからか?失礼か?としゃがみ込んで。

何にも持ってないよ。ポケットにスマホとカギだけ。せっかくなんですけどね…と言い訳して。少し残していい?と断って(心の中で)。

なんとなく、手を出すこともできず、「ほわー」とねこ様の毛づくろい?を眺めて。

だいぶおなか余ってます?お仲間ですね。おいくつですか…などとハラスメントな質問攻めにしたくなる。

ねこ様、ぜったいにこっちはみないのね。私の後ろにいったい何があるんでしょうねってかんじでにらんでるんですけども。振り返っちゃいけないやつかな。だいぶ昼間だけど…。

ぽつん?雨?の気配に気をそらすと、ねこ様は私を置いて行ってしまった。こういう時はついていくべきなんでしょうかね?などとファンタジーな頭でお見送り。

またね。