散歩

むかしのはなし(6:あそびのような)

つくし、よもぎ、ぜんまい、わらび。 狩猟採集民族だった(かもしれない)のDNAがそうさせるのか、季節になるとよく採って遊んでいた。今ならわかる、下ごしらえの面倒くささに、親には決して喜ばれはしないのだけれども、採りだすと夢中になってしまうの…

花の名前

つつじ と さつき の区別が、びみょう。。 こでまりとかハナミズキとかモクレンとか。母に聞くと、さらっと教えてくれていて、そのおかげで、なんとなく恥ずかしくない程度には認識している花の名前。いや、桜と梅と間違えて、周りに妙に気を使わせてしまっ…

外でしたいこと(夢望、、、)

今週のお題「外でしたいこと」 ちょっと前から。片隅に巣食ったモノが、縄文土器もしくは土偶。土をこねてやたらと派手に仕上げちゃって、使い勝手という概念はほとんど放棄したんじゃないの、、てな火焔式土器に代表される、土器と。宇宙人なのか何なのか、…

わいるどらいふ

公園のベンチがにぎわう季節。おにぎりを食べながらぼやんとランチタイムを満喫していたときのこと。目の前に広がるのは、楽しく遊ぶ子供たち、、ではなくて、おそらくの建設予定地。背中に公園のざわめきをしょって、これから何が建つのかねえ、、なんてむ…

むかしのはなし(2:登校とか)

山の中の小さな集落で。学校までは徒歩1時間強。幼稚園まではさらに20分歩く。幼稚園は1年間だけ。つまり、5歳児さんが1時間半以上歩いて毎日幼稚園まで通うのだ。小学校までは、小学生と一緒の登校班で。そこからは5歳児だけで幼稚園まで。民家はほとんどな…

冬眠希望

寒いんですけどね、寒いんです。。って、はんてん着てからの毛布をかぶって過ごす、3月弥生。部屋から、もっと言うとソファから、うごくのがつらい。。たぶんきっとの爬虫類だよ、変温動物。もういい、ほ乳類であることは手放すから。部屋(ソファ)から出…

おみわたり、のような

昨日の夕方の話。 近所でぜいたく、プロのコーヒーを飲んでからの帰り。身体の中はコーヒーでいっぱい。なんでプロが淹れたコーヒーというのは、これほどまでに、すみずみと満たすのか。。まあ、豆も違うんだろうし、焙煎とかなんとかかんとか。ともかく道具…

そしてまた、大根

お休みの日、わりとのんきにうかうかと歩いていると。道端に、私の知らない世界。 由緒ありそうな帯付大根 落ちた大根がそこにあり、拾った人がそこにいる。だからこその、この光景。 はい、ではわたし。道の端には落ちた大根、拾うか否か。 うん、否。「お…

植木等的な、だまっておれについてこい

遠出して用事を済ませて、たとえば身体がくたくただとしても。帰り道に商店街があれば、歩く足もほんの少し軽くなる。初めての街なら、なおさらに。先日は商店街でキャベツをひと玉、購入済みだった。エコバックに余裕はあるが、そこそこに重たい。しかしな…

さむいと思考は役立たず

朝、家を出ると、寒い。 いや、布団を出る段階で寒いのだけれども、家から駅までの道のりはさらに寒い。頭の中が、さむい、、に占拠されるくらいには、寒い。 とはいえ、今朝は少しマシだったので、占拠された頭の中の片隅で考えていたのが、脂肪と寒さにつ…

そして、いまもまだ、地に足はついていない、、、と思うような。

ゆる学徒カフェ、ご存じですか。。 ひとりで、ひっそりと、憧れの場所に、足を踏み入れる。。池袋駅西口をグーグル先生に教えを乞いながら、探し回る。駅から5分くらいのはずなのに、15分は歩いたけどね、、おんなじ場所も何度か。いっそ森の中で迷ってる…

サクラサクのは、秋の空

11月の祝日、流れ流され。なぜかのふたり旅と相成った。20年近く前にそこそこ親しかったような気もする人との、ふたり旅。ブラタモリのせい、、ではなくてお蔭で、尾道の浄土寺をメインにしたお散歩企画。せめてもの抵抗、、ではなくて、都合により現地…

さみしい回遊魚

地方の片側1車線の国道というのは、歩いている人がいない。先日、滞在先でふわっと時間が空いたので、車で10分ほどのところにあるという直売所を目指してお散歩開始。回遊魚のごとく止まると死んじゃう、わけではないが、ぼーーっと過ごしたいときはお散…

1万年のオトモダチ

今週のお題「最近読んでるもの」 神保町で古本祭りとぶつかった。出逢い頭の衝突事故みたいなもんだ。その日の予定がすっかり入れ替わる重大事故。先が見えないほどにたくさんのブースと人人人。。その上に、本は重いのだ。かさむ荷物と波にもまれてどんぶら…

かわらと鬼と白い月

高いところでは、視点が変わる。すごく高い場所から地上を見下ろすと、頭の中でム〇カ大佐が高笑いをはじめるとしても、そこまでいかなくてもいいのだ。遠くまで見通せる場所は、息をするのがしんどいときにちょうどよく、世界が広がっていく。 世界が少し息…

張り紙と権威

うちの近所には、けっこうねこがいる。野良なのか、地域ねこなのか、よくわからないけれど。ぴやっと去ってくうしろ姿は、三毛だったりクロだったりシロだったりブチだったりするので、そこそこいろんな子がいると思われる。 ねこといえば。うちのちっちゃな…

むかしばなしに彼岸花

子どものころ。家に持って帰ってきちゃいけない、といわれていたのが、彼岸花とタニシ。 とっても田舎育ちなもんで、たぶん、同世代の人よりも、時代が古いのだけれども。子どもの頃、川に洗い場があって。おばあちゃんが何人かそこで食器やら洗濯物やら洗っ…

早朝の散歩

朝5時。さすがに目が覚めるには早すぎるけれども。ここのところ寝倒していたので、身体ががちがち、寝ているのが、つらい。 そうだ、散歩、行こう。 京都とはいわない、ご近所をふらふら歩きまわるには、良い時間帯ではないか。 布団から起き上がると、まだ…

あおもり その3

そして、白神山地。 山やん、暑いやん、を何度も自分に言い聞かす。わかってていくんだ、文句言うなよ、と。 でも、さすが山。思っていたよりも暑くない。涼しい、とは言いたくないけど。 ヤックルはどこ、いやシシガミさまを探すべきなの、、、ってなところ…

はじめてのおやすみ

突然はいつも突然にやってくる。 さもさも、良いこと言ってるように書いちゃってますが。何にも入ってません、はい。。 わたわたしてます、、突然が、突然にやってきたから。 明朝からちょこっと移動することに。なんと、、パソコンなしで。つれて行っても使…

オトナなウソは神をよぶ

そうたいして興味もない場所に、そうたいして親しくもない人に誘われて、行く。 1歩目からかえりたい。のに、4万ポオォォォ(往復)。 たまの休日が重なって。20以上歳が離れた若者に、どっかいっしょにいく?と社交辞令という名のオトナなウソをかます…

おばちゃん募集

里山近くのアスファルトを散歩していたら。 見たこともない数の小さめなミミズが干からびていた。周りは雑草が生い茂った畦のような感じだったので、ミミズがいるだろうことは納得できる。でも、ね。踏まないと歩けないくらいの数が干からびていると、ね。み…

神宮の杜を、祈る

むかしむかし。約束の時間に追いかけられながらハイドパークを横切ったときに。 こんなにばかばかしい広さの公園を街のど真ん中に置いておける人たちの、豊かさと大きさを思い知った。割と国土が狭い島国にあって、こんなサイズのー遊びーをいくつか中心地に…

梅雨明けまであと少し

晴れたり、曇ったり、雨ったり。 一日でいろんなお天気を体感する羽目になる時期もあと少しになると、めっとりと重たくて、そろそろと熱さをはらみはじめる、空間。次の季節がやってくるのに抗って。あがくみたいに、ギアをあげてくるから、手に負えない。 …

電車のなかで、アリス

電車の中で、すこしばかリの休息を。画面を見るより、紙を見るより、電車の中では眼を閉じて頭を休めたいのに。。ちょっとしたことで、かなわない。 例えば、電車の中の二人連れ。残された人が、一人になった瞬間に。 ”する” と顔にのせていた表情が消え、ほ…

おかんなコビト

ちょっと買い物。路地を選んですたすた歩く。 アジサイが目につく。琵琶の木もある。ちょっとゆっくり、琵琶の実のサイズを目算。通り過ぎながら、そろそろ収穫かな、今日は琵琶買って帰るかな。すこしばかり雨がふってるけれど。人と行違うにはちょっと横に…

白と黒 と少しだけホラー

白黒率高し。 湿気がまとわりつくこの季節、人は白のTシャツと黒のパンツを身にまとうものらしい。 で、はっけん。 服装が似ているから似てくる人、というのは案外いない。 「さっきも見たかな…?」という人は、たいていの場合、同一人物である(と思う)。…

手ぶら、ぶらぶら。

時間のぜいたく使いの時は、服装にこだわりを持つ。 ポケット必須。 いくら手ぶらとはいえ、家の鍵とスマホくらいは持っていく。でもかばんは使わない。どんな小さいものだったとしても。リードは外して、足に任せて歩く。 頭も眼も耳も。こういう時はあんま…

神社の境内で。

梅雨に入りたて。 雨と晴れと曇りとワンプレートデッシュのランチみたいなところがあるこの季節、光の加減で表情を(ころっころっ)と変えるから、ごくご近所でも歩き回りたくなってしまう。 さんぽ、散歩、三歩。 ほろほろ、ふらふら、とことこ、ゆらゆら、…