本好きの肩のみみずばれ

本は、おもい。

「ついでに」本屋さんに行くときは、入念に、さらに念入りに自分に言い聞かせる。重たいよ、と。

そして。いつもいつも、いつもいつも、敗れ去る。

きょうもおつかい「ついでに」、本屋さんという名の戦(いくさ)場へ。いざっ!という間に。一目ぼれした相手(本です)抱え込む。両手では抱え込めなくなってきた相手を囲い込むためにかごを探す。…ま、これくらいなら何とかなるはず。で。

あれ、なんだろ?(本だろ)

立ち読みは万引きです。

がしかし。試し読みですから、つぎに連れ帰るための。見た目(タイトル)はとっても好みなんですけど、お人柄もね大事ですし。今日はこれ(7冊)以上は、ね。

なんて、何の言い訳?をしながら、ちょこっとページをめくる。

「この出会いは、のがしたら、ダメなやつ!」

はい、追加~。。。

「ついでの」10冊で、かばんのひもが肩に食い込む。痛い。本命のお荷物と合わせて、両手と背中が埋まった。家が、とおい、、、

本に対しては発揮される私のコミュニケーション能力、ヒト相手に発揮できてれば。

トモダチ100人できてたわ。もしくは、誘拐とかの犯罪者だわ。

本当はちょっと食材も買わないとだったけれども、持てないし、お金もない。

ない袖は振れない。カラの財布は振ってもカラ。経済面でも敗れ去る。

お店の中と帰り道。絶対に、重力のかかり方が違う。

本は、おもい。