ごめんなさいの暴走

最近はほとんど使わないし、と油断して欠けたハンコを一つ処分。したら、銀行印でした。

ハンコは不用意に捨てるちゃいけない。手続きに行った地方銀行で、「え、これじゃない?・・・あれだったか!」となりました。

何とかなるよね~と手続きを進めてもらって。実際何とかはなったんだけれども。

必要な書類が増えるのが面倒くさい。もともとの手続きの分もあるから、何回も何回もおんなじ事を書くことになる。できるだけ丁寧に書きたい。なのに私の字は、だんだんと「書くのが面倒です」「まだ書かせるの」という貌になってくる。書き終わった書類を渡すときに、その貌に気が付いてハッとする。こんなの、ひと様にお渡しするのも申し訳なく。

というか、面倒にしたのは自分やん。巻き込まれているのが(お仕事とはいえ)ひと様なわけで。もちろん書き直してお時間とるのは本意ではないので、えいっと窓口へ差し出す。申し訳ないのと恥ずかしいので、目は伏せたまま。ささっとペンを戻したけど、ちょっと手に動揺がうつって、乱暴な感じ?

不機嫌そうなお客よね、面倒くさいお客よね、そしてそれは私よね…

「感じ悪いよね」「でもね。ハンコなくても本人だからさ、書類いる?」「いや、何枚もおんなじこと書いてるとね、、、」「だからさ、ハンコなくてもワタシを見てっていや何者なの…」「それにね、見てくれたから書類で済んでるんだよね?」「そもそもよ。ハンコ捨てたのはだれ?文句言えると思ってんの?」

はい、わかってます。いや、もうすべて、全部ワタシが悪いです。

…わかってます…

ごめんなさいっっっ。

手続きの処理が終わるのを待つ間に心の中は大暴走。手続き後の説明は頭の上を通り過ぎていく。終わると同時にそそくさと窓口を離れて一目散に外へ。

うわー、手に時間かかって怒ってる人なの?頭ぐらい下げろやー、自分!!

外に出てて一呼吸置くと、暴走続きの大反省会。なぜこうなる?もうちょっとね、コミュニケーションとかさ。言葉でなくても態度でね…。キョドってしまうなら、もう少しこう身体を縮めてさ。でなくても、もう少し落ち着いて何とかできんの?態度だけだと中学生だよ…。いや、中学生にも失礼だわ。年頃でまとめてできるとこ決めつけてるとね、巨大なブーメランが飛んでくるからね、、、

愛想とか謝意とかSHYとか、顔に張り付けて歩くか?

!!!そんな仕様のマスク作ろう。その場の状況に合わせて。気持ちを載せたものに付け替えて。言葉にできない気持ちを自己主張したら。

窓口で対応してくれる人に2日分くらいの話題を提供できるかも。