神様のいうとおり、がいつも正しいわけではないだろ、、と胃袋は叫んだ(肉じゃがにして)。

肉じゃがが好きだ。

豚でも牛でも構わない。なんなら鶏でも、いい。甘辛のじゃがいも、ニンジンと玉ねぎ、糸コンもあるといいなと思う。でも、まあ。肉とじゃがが入っている甘辛な煮物。それが私の肉じゃがだ。

これに限って言えば、外で食べたいと思うことはほとんどなくて、自炊がマスト。ちょこっとの足して、の。味噌とか焼肉のたれとか飴ちゃんとか。トウガラシでピリ辛、なんかもぜんぜんあり。自由自在、縦横無尽な作り主に付き添ってくれるのが、肉じゃが。外で食べる肉じゃがは、お行儀が良すぎて、美味しくても楽しくない。

さて、今日の夜ごはんも、肉じゃが。牛肉が冷凍庫の底ですっかり焼けていて、さっさとなんとかしてあげないと、もったいないオバケに化けてしまうので。こっくりと濃いめに、なんなら生姜も入れてしまえば、おそらく何とかなるだろう。。

ジャガイモ、OK。ニンジン、玉ねぎも、ある。こんにゃくはないけど、まあよかよか。。と、順調にクッキングをすすめる。黒飴を持て余しつつあるので、甘みはこれに任せて、、ってところで、神が降臨。

カレー風味の肉じゃがは、どうじゃい、な。。。

冷凍焼の風味を消すのに、生姜。だけではなくて、カレールーで味をつけてしまえば。カレーは調味料としては最強。ほとんどすべてをカレー味としてまとめてしまう懐の広さと傲慢さと併せ持つ。冷凍焼けもすべてカレーで塗りつぶしてしまえば、よいのでは。。

神様のお告げに従って、しょうゆをたらり、にとどめて煮込み、カレールーをひとかけ。ぴり甘辛な肉じゃがをおもいもうけて、ゆっくりとかき混ぜる。いつもよりずっととろみが強い。ルーだもの、当たり前じゃん、、とすこしばかりの水分を足して。くるくるとかき混ぜながら、なんとなく、違和感。肉じゃが感が、うすい。。というか、遠い。。というか、うん、あからさまに言うと。

具の多いカレーにしか見えない。ジャガイモごろごろカレー。。。

カレーも、好きだ。だがしかし。今日は肉じゃがを作っていたはず、なのだけれども。そして、胃袋は肉じゃがを待っているの、だけれども。

神様、どうなってんの。。とぐるぐる、カレー風味肉じゃが(予定)をお皿によそい。

はい、神様。これは、カレーです。

肉じゃがの気配はもはやどこにも、なかった。すっかりしっかり、カレーなんだから、これ。カレー風味肉じゃが(予定)に、ご飯をぶっこんで。

ジャガイモごろごろカレーライス、とっても美味しい。カレーは最強だね、、ホントに強いわさ。。って、胃袋方面からの、なっとくいかないんですけどおお、、の叫び声を聞きながら、一人寂しくカレーを食べた、夜に、ひとつ学んだこともあり。

肉じゃがとカレーは、別ものです。。。