風呂そうじでカメハメハ

いつも複数の案件を抱えている状況で、仕事をすすめる。締め切りはあるが、優先順位によって、多少の前後は可。タスクの割り出し、スケジュール管理に加えて、仕事に必要な物品一つ一つの保管・管理まで。人によっては、これに加えて秘書的業務・人材育成も同時進行で進めていかなくてはならない。就業時間、休日は自己責任で。基本給の設定は、なし。

あらら、炎上必須のブラックな仕事内容。

朝ごはん食べた後片付けをおいといて、洗濯機まわしてからの、風呂そうじに手をつけたところ。妄想はかどる風呂場で、このしごとの求人票を脳内作成。

これで年収1千万超え、とかになると。外資系のエリートさんですね、ワタクシ。と、風呂のゆかをごしごし。家族がいて、さらに子どもさんが小さかったり…いや大きくなってからもかな、人材育成や秘書的業務はかなりの比重を占めそう、想像だけでもハードワーカーではないかいな。24時間戦ってる人になれるやつ。だというのに、給料設定されてない、というかどこからも支払われる当てがない、のは、これ如何に。

風呂そうじの手が、止まる。エリートさん逃げ出したわ、、、

がしかし、さはさりながら、だ。と、すっかり水垢のついたかがみをながめて。

そう。やらなきゃいけないことは、その気になれば、山になる…ということは。その気にならなきゃ、丘くらい。そのうえ、自分都合の先延ばしができるじゃあないかい。

その気になれば。風呂場まるごとがっつり、水垢のかがみだって磨き上げます、が。その気にならなきゃ。シャワーで流せばOKでしょ、という、自由度高めのお仕事。

外資系エリート、帰ってきた、に違いない。。。彼らは自由を愛してる、ような気がする。。。

その気になるのは、1週間か1か月か、はたまた年1回なんてのも、許される(自己責任)。今日やろうと思っていても、どうしても気が向かなければ、明日にしてもいい。なんて自己中、ワンダフル。

とはいえ、その気にならない日が続くと。

鼻が落ち着かなくなり、目がさすらい、物理的に身の置き場まで、なくなっていく。やらなきゃいけない圧は、バブルの株価を軽く飛び越える勢いで、一気に高まる。簡単にははじけないバブルだけれども、家の中に充満されると、生きづらい…。

まれにその気が降ってくることもあるには、ある。とはいえ。

ほとんどの場合、圧に押しだされてやっとでてくるような、その気、だとしても。

気が向かない、って理由で後回しにできる、少なくとも数日は。なんてりっぱなカメハメハ。自分裁量権が、とてつもなくこころよい。

水垢にはクエン酸、買いにいくかな。