あおもり その3

そして、白神山地

山やん、暑いやん、を何度も自分に言い聞かす。わかってていくんだ、文句言うなよ、と。

でも、さすが山。思っていたよりも暑くない。涼しい、とは言いたくないけど。

ヤックルはどこ、いやシシガミさまを探すべきなの、、、ってなところなわけで。コダマは間違いなくいますね、そこここに。。もう、もののけ姫。米良さんの歌声が頭の中でエンドレス。いやひょっとしたら、口から洩れてるかも、、

こうしてみると、ジブリは日本の中に新しい世界を創造してんだな、、少なくともわたしにとっては。

で、さすがの白神山地。ほんの入り口、ほんの端っこをふらふらふらふらとただよっただけ、だというのに。なんとも何とも、からだン中に溜まってた埃がぐいーんと吸い出されていく。

こもれびがひらひらと光とおとす。大地を彩るは、ほろほろとみどり。ふわふわと山に呑まれて、とける。

なにもかもがいとおしい。樹も土も岩も葉も草も苔もキノコもカエルもトンボも鳥も水も空気も。とどまり、ながれだし、つきあたり。立ち上がり、飛び回り、崩れ落ち、朽ち果てて。そのなにもかもがうつくしい。

ここにいると、わたしというヒトですら、いとおしくうつくしいものたちの仲間に入れてもらえそうな、そんな場所。

生まれてきて、生きていることに、意味なんかなくてもいい。どんな理由もいらない。ただここに在る、それだけでいい。って思える、そんな場所。

なんてなんて、ぜいたく。なんてなんて、豊かな。なんてなんて、愛(かな)しい場所。

それが、わたしの白神山地

ヤックルとシシガミさまの住処、、、にちがいない

足元にも宇宙、ってこういうこと。だったのか。。。

 

 

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