家を、売る。

家を、売る。

もしも私が家をたてたなら、というタイプの妄想の中ですら、そばにいてほしいと絶叫するよう様な相手もなく。まあ、でも。家を売るのであれば、架空のあなた、であっても、いないほうが、いいような気もする。

ひとりものの家を売るとして、いちばんの懸念は、次の家、であろうか。賃貸でも持ち家でも居候でもよいけれども、とりあえず棲み処、は確保しておきたい。この際ヒトんちの押し入れでもいいのだ。宿無しは、つらすぎる。

次の棲み処が確保されているのであれば、当然に、いかほどで、が重要事項となる。即物(俗物)的かつ心情的に譲れない線、というのが、相場観とは別に付きまとうのが家の売買。”いいこと”だけではないにしろ、想い出がつまりがちな「家」だけに、その価値に彩をつけてしまうのだ。

さらに。いつまでに、とかの他の制約も加味されてくると、いったいいくらならこれを売れるんだ、ってな状況においこまれがちで。ほんと信頼できるプロとともに、現実的な妥協点を探る、ってことが、どうにもこうにも大切。

つまるところ、信頼できるプロであると思える人、に出会えるか。それが家を売るって経験の要になる、と思う。ちょっと信頼できないプロ、に任せるくらいなら、家を売る、って決断を一度見直したほうがいい。

極論ではあるけれど。ちょこっとでも信頼できないところがあるならば、その人は、プロではない。フリマに出すよりは手続き楽だし、くらいのノリで家を売るなら、そんな相手でもいいけれど。家を扱うプロ、だというのであれば、相手からの信頼を勝ち取ること、ってのは、必須条件でなくてはならない。

というのも。価格とかその他のことって、信頼できる担当者との経験であれば、妥協したとしても、良い思い出になるんだけれども。ちょこっとでも信頼に欠ける担当者だったとすると。ほんとはもっと、あのときずっと、もうすこしきっと…etc. なんて呪いが、あとあとまでついてくる。そうすると、家を売ったことが、黒歴史、になってしまったりするのだ。

そこで暮らした家ならば、その時の人生を任せた棲み処、である。そんな棲み処との 縁が途切れて、黒歴史…なんてことにならないように。

プロとの出会いを、大切に。

 

 

 

 

 

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