今年、はじめての

朝。目がまだ開きたくない、って言ってるけれども、どうにも違和感がひどかった。まぶたを何とか持ち上げながら、どこやどこや、と身体の違和感を探る。と。右腕が、右手が、重い。そんでもって、鈍くにぶーく、痛い。手を握・・れない。指がほとんど曲がらないのだ。見えないけれど(さすがに目は開いてた)、細身のペットボトルを掴んでいるかのような手の形で止まっている。子どもの頃にしもやけになったことを思い出した、あとは突き指したとき、とか。

身体を起こして、じっくり観察。うん。むくんでますね。骨のあたりをぎゅいっと押してみると、30秒、1分、とすぎても元に戻らない。いくつか試してみた結果、見た目ではわかるでこぼこな腕となった。

そもそも。やさしさかぶったヒトタチに、三日ほどふりまわされて。精神的にはかなりの疲れの金曜日、家に帰り着いて。そのままの土曜日。生命維持+α、のために重力に逆らった以外は、ずっとずっとソファの上で行き倒れていたのだった。

とりあえず水を1杯。朝4時半。風呂なりシャワーなりで汗をながして、ゆっくり朝ごはんを食べるべき、であろう。そのうちに、右手も動くようになる、にちがいない。とはいえ、丸1日と少しほっとん度歩いていなかった、ので。汗を流す前に、汗をかこう。朝4時半からのお散歩。健康的にすぎるやろ、と服を着て(ほとんど全裸で倒れてたので)、外に出る。あとで思えば、であるけれど。アホやった。ほとんど食事もしていない、水分補給も最低限な30時間超を過ごして、水1杯でお散歩に出る、って。健康とは180度方向性が間違っている。

家を出たときは久しぶりの重力に浮き上がっていた。汗をかく、のであれば、と坂道を選んで、ほいほいほい、とすすんでいく。雨は降っていないけれども、空気は精一杯水分を含んでいるらしく、重たい。深呼吸すると溺れそうなくらいの、湿気。重たい空気をかき分けながら歩いていくと、20分もたたないうちに、まっすぐ歩く(白線の上を歩いてました)のが難しくなっていることに気が付いて。あれ。ちょっとキモチワルイ…うん、気持ち悪い。

だましだまし坂道をヨタヨタ下り、家に帰り着いて、水を1杯。もう1杯。気持ち悪いのが、ずるずるっと身体から抜けていく。腰湯(スポドリ付き)でゆっくり1時間、おなかがすいて朝ごはん。そのころには、ゆるくグーができるくらいまで、むくみも抜けた。

熱中症、もしくは脱水症。朝の気温は25℃にもならないけれども、それでもなるときゃ、なるんだよ。と心に刻む。それにしても、むくみってのは症状のひとつだったりしたんだろうか。今になってもまだ、右手はむくんでるんですけれども、ね…。