ひとり上手(体調不良編)

今週のお題「体調が悪いときの過ごし方」

 

呑む。そして寝る。

ちょっと調子が悪いかも、もしくはこれから悪くなる予感が背筋を走った、、そんな時は。ちょこっといいお酒をコップに1センチくらい。日本酒か梅酒かどぶろくか、そのあたりのお酒がいい。体調に合わせて、氷と水もしくは白湯で割って、くいっと呑む。そして、潔く布団にもぐる。朝になると、なんとはなしに身体が動くようになるので、そのまま一日をすごし。もう大丈夫、というか、調子が悪かったことを思い出さなくなるまではおんなじことを繰り返す。

うわ、、ってくらいに突然に体調不良が襲ってきた時は。いつものお酒を、水代わりに呑む。いつもは小さ目のグラスに1杯、ゆっくりちびちび飲むのだけれど、普通のコップに7割くらいを一気に呑む。喉がくいっとしまって眼のあたりに力が集まる感じがして。しばらくすると、くらくらと身体を立てておくことがつらくなり、どうしようもなく気持ち悪くなる。そうなると、四つ足だった頃のDNAを呼びさまして、トイレ近所にスタンバイ。いつでも〇ける体制を整える。廊下で毛布にくるまって、うとうとうげうげと、お酒が抜けきるのを待つ。と、しっかりと目が覚める頃には、体調不良だったことを忘れることができる。

熱があるときは、水にほんの少し梅酒(ちょっといいほう)を垂らして、ひたすらに呑む。日本酒でもいいけど、梅酒のほうが薫りがいい。あらかじめわかっていればそれなりに一般的な準備をするのだけれども。家にあるモノで切り抜けよう、、となると。お酒に頼る。

というわけで、ちょっといい梅酒と日本酒の小さい瓶をいつも準備しておくことになる。晩酌用のお酒はビールでもワインでもハイボールでも酎ハイでもうれしいのに、体調不良は日本酒かその周辺に頼ってしまう。そして、遠い昔に聞いたフレーズがながれだす、、お米の国のヒトだもの、、、(梅酒は米とは無関係では…)。

ちょっといいお酒というのは、扱いを慎重にしたい。たとえば冷蔵庫に封をしたまま保管していたとしても、1か月は長すぎるのではないか、劣化してしまうのではないか、、と不安になってしまうのだ。心の不安は身体に大きな影響を与える、ので。体調不良を引き起こさないために、ちょっといいお酒を定期的に、適量、飲む。

当然に、囲うお酒とその種類は増えていき、美味しい瞬間(とき)を逃したくないもったいないオバケとせめぎあい、そういうわけできっぱり宣言。そんなにお酒好きではないはずのひとり暮らし、晩酌は義務です、権利でも嗜好でもありません、、と。

言い訳までもがひとり上手。