あおもり

車で移動中、ずっと岩木山を目で追っていた。目を離せなくなる山だった。

車の中では、吉幾三。青森に、岩木山に、ぴったりの歌声。ここが、青森だよ、、って教えてくれる。

改めて聞いてみると。「俺ら東京さ行くだ」というのは、ほんとにほんとに、ふるさとが好きな人の歌だ。東京でも、どこにいっても。これまでの生活が変わるなんでみじんも疑っていない。不便であるし、無いものもたくさんある。でも、でも。今の生活を、ふるさとでの営みを、変える気なんてありゃしないのだから。

岩木山を、りんご畑を、捨てていくことなんで、きっと彼には、できやしない。

青森で聞いたからか、それとも歳のせいか。嗤うための歌が、あったかく笑える歌になっていた。

それにしても、青森ではそこに住む人とかかわることが、ない。ほんとうにない。施設のガイドさんですら、案内以外のところでは、腰が引けている、、というか、雑談NGオーラがすごい。そこを押して話しかけたら、本当に後退りされてしまった。お土産物店の人もなんなら宿でも、遠巻きに見られている感はあるけれども、会話は最低限。その会話も、やけにきっぱりしっかりと区切られるので、ちょっと圧がある。

なんでや。。。

普通のおばちゃんにしか見えない、観光客。ひとりたびでもないし、警戒されるいわれは、ない、はず。お店の人同士は普通に会話している。ただし、むっちゃくちゃ早口なうえにわたしの知ってる日本語とはちと違うので、リスニングは難易度高め。観光慣れしていない、海外にいるかのようだ(たぶん)。

たぶんですが。青森の人は、とても、とても、内気、とみた。打ち解けるまでには、おそらく時間がかかる。お国の言葉も相まって、なかなかに時間がかかるような気がする。そして、たぶん。真面目で照れ屋。そして優しい。これは感覚でしかないけれど。邪魔しちゃいけない、けど、困ってないかな、、っていう視線を感じるのです、遠巻きに。なんかあったら、手を貸さなくてはいけない、、という視線。じっくりゆっくり付き合いたい、それが青森の人(私見です、何の根拠もありません)。

青森市のごく一部と白神山地(青森側)だけで、何勝手なこと言いやがる、、と思ったあなた。大正解。

まだまだまだまだ、行ってみたいがたくさんな、青森。暑くないときに、ぜひ。。。

浅虫水族館の子
じっくりと観察されてしまった。。

 

 

sakupontan.hatenablog.com

sakupontan.hatenablog.com

sakupontan.hatenablog.com