シウマイ、しうまい、ちょうどいい

11時過ぎの新幹線に乗りたいな、と思う。席の確保ができるかどうかの博打要素をはらみつつも時間に縛られないというところで自由席一択である。ついでに指定席分でちょっといいお弁当をお供としたい。

新幹線+昼時=駅弁

完ぺきな数式である。これ以上に美しい数式はアインシュタインでも生み出せないに違いない、、ってな具合で、11時過ぎがベスト。健全に駅弁を楽しめる昼時がいい。とはいえ、この日。朝ごはんは9時過ぎ。駅弁に真剣に向き合うには、空腹が少し足りない気もする。

どういうわけか、このところの駅の混雑ぶりはハンパないと思う。こんなに人がいるもんでしたか、一応平日の新幹線改札のなか。考えることはみな同じ、、駅弁売り場は人だかり、レジにはぐいぃんとのびた人の列。自由席の身としては座って食べる担保も欲しい。狙いの時間まであと20分。駅弁をじっくりねっとり吟味するほどの余裕はなかった。

こういう時はカツサンド、、いやこの前もそこに逃げたな。。これからの車内でのいろんな可能性と胃袋の空き具合と着いた先での予定をはめ込みながら、さらっと駅弁たちに目を走らせる。。て、崎陽軒。シウマイは食べるけど、お弁当のほうは食べたことがなかったような気もするな、、と手を伸ばして、、となりのバケツに手が泳いだ。

シウマイまん、、、って、何。。

こちらも崎陽軒、だよね、って外装。ちっちゃな豚まん、ならぬシウマイまんが。にぃ、しぃ、ろぉ、、の10個、かな。

食べてみたい+ちょうどいい=シウマイまん

駅弁パズルは組みあがり、新しい公式を発見、、アインシュタインを超えたね(なわけない)、、とさらに伸びている列の後ろについて、にまにま。レジを操る若者のボット化したプロの動きであっという間に会計を済ませる。

席に落ち着くなり、とりあえず気になって1個。ピーナッツ、ではないよ、な、崎陽軒のキャラが焼き印してあって、楽しい。一口で食べられるサイズだけれど、一応もったいぶって半分、もぐもぐ。ふわふわ系の豚まんの皮に崎陽軒のシウマイが包まれている。食べやすい、安定の味。タレをつけて食べたら、ビールにも合いそうな。残ったら晩酌のつまみにちょうどいい、、なんて、目的地に到着した時にはなくなっちゃったんですけどもね。。空腹、ではなくても、食べちゃう味とサイズ。次は、晩酌用にふたつ買う、、と、青いお空に誓ってみた、新幹線の旅。

すでにお手付きのシウマイまん

いろんなポーズのひょうちゃん(やっぱりピーナッツではなかった)。
たべるの優先で、バリエーションがあることを認識するのは遅かった。。