夏と秋のせめぎあい。
蒸し蒸しと暑い日は、むしろ梅雨に逆戻りですか、、、とぶちぎれそうになるのだけれど。空はたしかに、秋の雲も受け入れている。
そこにあるだけ、なのだけれども。キレイとかキタナイとか、好きとか嫌いとか、空には感情があるのかな、、とか。自分の感情が激しく動いて波が立ち、溢れていきそうになると。来るもの拒まず去る者追わず、で、何物にも動じない、何物にも染まらない、空、に。なりたい。
太陽も月も星も雲も通り過ぎるだけ、空には何も与えない。空は空のままで、いつもそこにある。
大気圏とか、光の屈折とか、むずかしいことは置いておいて。
空、のようであれたなら。
目の前を通り過ぎるさまざまなモノをながめ、通り過ぎる時間をながめ。何を得ることもなく、与えることもなく。他のどんなものよりも、他の何にもなりえない、空。スクリーンのようにその身に写しているようでいて、その実なにも写せない。何物をも受け入れない、受け入れることもできない。何が起きても、何もなくても、変わらないということは。変わるものが欠片もないほどに、空っぽな。
空、のようにあれたなら。