雨の日のオトナ

朝には止んで、昼頃少し降る。ならば、傘はいらんな。

外ではまごうことなく雨が降っているけれども、道行く人は傘をさしているけれども、駅までの距離ならそれほど濡れない。電車が目的地に着くころには、きっと止んでる。つまり傘はいらない。。玄関先で傘に手を伸ばしかけて、やめた。

もともと傘をさして歩くのも、傘を持って歩くのも、あんまり好きではない。手にモノをもって運ぶ、というのが苦手なのだ。荷物を持つなら肩にかけるか背中に背負うかの二択。そこに傘はいらない。もちろん、きっちりと雨降りの日、には四の五の言わずに傘さしますけれども。オトナだもの。

そう、オトナなのに。びしょぬれで過ごすことになりましたよ、今日一日。。

まあ、ね。天気予報を確認したのが、昨日の夜9時過ぎ。朝はそんなヒマなく小走りで(比喩ではない)支度して。動きが止まったのは、玄関先で傘に手を伸ばしかけたとき、だけ。なので、全面的にわたしが悪い、ともいえよう。。天気予報のせいにしたいところではあるけれども、彼らは健気にこまめにアップデートしているわけで。

一日雨の中で(とはいっても降ったりやんだりで、がっつり降ってたわけではない)、傘がないとどうなるか。髪をかまうヒマが惜しくて帽子をかぶっていったので、これがラッキーアイテム。頭と顔が濡れないと、それほどに雨粒というのはうっとうしいものではない。手はポケットに入れておけば濡れないし、なんかするときは手袋をすればよい(そしてここでもラッキーなことに、コートに入れっぱなしの手袋があったりなんかした)。手でも顔でも、肌が濡れると。傘忘れました、雨に打たれてます、、ってな気もちになりそうな気がする。

服は、雨がしみ込むと、ぽたぽたしてますけどの惨事も予想されるところではあるけれども。今日はナイロンのコートだったので、屋内に入るときは脱いで軽くふっておけは、わりと大丈夫だった(と思う)。ただし、わりとしみじみと効いたのは。しみ込んでこなくても、濡れたコートは、身体を冷やす。肩からしんしんと冷えが降りてくる。間になんかストールとかタオルとか巻いときたかったけれども、そんなモノの持ち合わせはなく。電車の暖房を堪能しました、ありがとう電車。足元は、傘さしてても濡れるしってなことで、通常運転。

教訓とするならば。屋外で過ごすと決まっている日。出がけに雨が降ってたら、傘をさしていったほうがいいですよ、という話。ついでに、天気予報は直近のを確認すれば、なおよいでしょう。。てなことでもある。

わかっちゃいるけど、やめらんない、、ではなくって。わかっちゃいるけど、変えらんない。すでにオトナを始めて数十年。なかなかなかと変えらんないのよ、何もかも。

傘なしびしょぬれ。雨に唄えば、、てなほどの余裕はないけど、スキップくらいはできるかも。もうちょっとあったかい季節になれば、きっと楽しい、こともある、ような気がする。。ちょっと早めに予行演習しただけ、なんていうのは、負け惜しみとしても。ほんとに夏になったら、きっと、やる。傘なしびしょぬれ。

ただ、ひとつ気を付けたいのは。休みの日、にすること。ほんとに。はたらくオトナとしては、傘なしびしょぬれは、もう、したくない。。。