やっぱりまちがってなかった、2023年のお買い物「水切りかご」。
十数年前に一度買って、すっごく使っていたのだけれども。お気に入りすぎて布教活動に熱が入り、思わず人に譲ってしまった。。という、あの伝説の水切りかご。
300円ショップで買ったもので、いつでも買えるからいいっか、、と。今目の前の布教に熱中するあまりにひょっとしたら押し付けるように(そうではない、喜んでくれていたはず。。)あげた水切りかご。そのあとすぐに300円ショップに行ったけど、なぜか店頭になく。「今日は品切れか、、ま、あんなに便利モノだからな。。。」と、さらに日を置いて買いに行ったけれど、やっぱり店頭になく。まさか、いや、そんなと何度か通い。なんか違う水切りかごが並んだのを見て崩れ落ちた、あの伝説の水切りかご。
それからいろんなところで探したけれど、同じタイプのものは元値(300円+税)の5倍以上していて、「買えない、、こんなの買えない。。。」と涙に暮れていた。かといっていまさら返せ、とは言えず。というか、そのころにはちょっとその相手と距離があって、、と。十数年前のことなのにこんなに事細かに(執念深く)記憶のベルトに刻み付けられている、あの伝説の水切りかご。
あれから十数年、サラダ野菜の水切りは、ペーパータオルに包んでそれをタオルに挟んでぶん回す、、という原始的?な方式をとっていて。ぶん回しながら、水切りかごさえあれば、、と。まあ、ぶん回す手に力が入る。とはいえ実のところ、せめて3倍までと定めたお手頃価格の水切りかごをいくつかお迎えしたんだけれども、がしかし。どんな相手もはじめのあの人にはかなわない、、だってこれはあのひとじゃないんだもの、、っていつの時代のラブコメや。。と、さらに力を入れてぶん回す。当然のこと、力をいれてまわせばいいってもんでもなく、、野菜が部屋中にぶちまけられたこともしばしば。水っぽいサラダか、サラダな部屋か、、もう、サラダなんてどうでもいい。。というくらいのココロノキズを抱えることになった、あの伝説の水切りかご。。
それが、なんと。道に迷って通りすがった住宅街の雑貨屋さんにて!特別セールで!!500円!!!
すでに肩掛けかばんもエコバックもいっぱいなのにボックスティッシュの特売へと向かい、道を探していた私の前にあらわれた。。
そのとき、私に迷いはなかった(ちょっとプロジェクト風)。
お金を払うときに実で迷子であることを告白し、道案内もしていただいた。二度とたどり着けないような気がするけれど、雑貨屋さん、ありがとう。
家に帰った時には、ボックスティッシュをひっかけていた指が青紫に晴れていたけれど。そして、さらにレタスなど買い足した欲の塊エコバックをかけていた腕は、ボンレス跡がきっちりと刻まれたけれども。
我が人生に悔いはない。
十数年ぶりにストレスなく水切りされたサラダは格別でしたとも、、ええ、はい。買ってよかった2023。出逢えてよかった2023。
そう今年、わたしは。伝説をこの手に掴んだのだ。。
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