電車の中のありす

ちょっと寒い日に電車に乗ると、どうにもうとうと寝てしまう。ほかほか座席に、とっとんとっとん、あやされてしまうと、抗えない。。今日の乗車時間は30分弱。乗り過ごしてしまうリスクもあるから、気を付けないと、、と思ってたのに。。ほわっと目が覚めた、、ということは、寝てた。。ここは何処。。。

座っていたのは連結部すぐのかど。目の前には連結部ととなりの車両、そこから窓の外が見える、、みえるけれども、、流れる景色が、、ぎゃく、ではなかろうか。。

中ほどの車両の進行方向一番前のかどに座っていたんですけども。景色が前に流れてますよ、、どうゆこと。。

よたれかかっていた頭を起こして、次の駅の表示を確認する。。。って、あれ。。窓の外の景色は後ろに流れてます、、ね。。。はれ???

覚めてきた(もしくは冷めてきた)あたまで、理解。となりの車両の窓には、たぶん、反転した景色が反射してうつっている、、のではないだろか。うん、たぶん、だけれども。もういちど電車の連結部のかどによりかかって、となりの車両を眺める。窓の外の景色は前に流れていて、人の動きも不自然で。これは、ちょっと違う世界を覗き見ている、そんな感覚。

幸いにして(ほんとラッキーなことに)、目が覚めたのが3駅前だったので。そこから到着まで、ゆらゆらゆらゆら、となりの世界を覗き見してた。ほかほかの座席でゆらゆら見てた。こんな冒険も、あり。